2025年 | プレスリリース?研究成果
何が野生鳥獣肉の消費者受容を阻んでいるのか ―品質不安の克服と最初の一口が普及の鍵―
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科 准教授 井元智子
【発表のポイント】
- 野生鸟獣の被害が深刻化する中、捕获个体を食资源として活用するジビエ利用(注1)が注目されているものの、国内では利用が十分に进んでいません。
- ジビエ(注2)の利用拡大の键は消费者がどうしたら受け入れるかにあります。そこで、心理的要因と环境への态度、喫食経験との関连性を调査?分析しました。
- ジビエ普及を阻む重要な要因として、「驯染みのない食品への抵抗感」とそれに伴う「品质への不安」が特定されました。
- ジビエの喫食意向は、品质への认识や环境?伦理への意识によって高まることが示されました。
- 试食机会の提供や品质への安心感の确保が、ジビエの普及と地域资源の有効活用につながることを示しています。
【概要】
野生鸟獣による农作物被害が深刻化する中、捕获された鸟獣の肉(ジビエ)の8割以上は廃弃されており、贵重な持続可能な食料资源が十分に活用されているとは言えません。
东北大学大学院农学研究科の井元智子准教授の研究チームは、ジビエの利用拡大を阻む消费者の心理的要因を调べる目的で、全国の成人(20代から60代)を対象とした调査を実施しました。有効回答537名の回答を分析した结果、喫食意向に影响する主な要因は、品质に対する认识と持続可能性?伦理への意识であることが分かりました。特に、「フード?ネオフォビア(食物新奇性恐怖)」(注3)が品质への不安と结びつき、消费を妨げる重要な心理的障壁となっています。また、回答者の约4割がジビエの喫食経験を持ち、未経験者に比べると品质を高く评価し、喫食意向も强い倾向が见られました。本研究は、品质认识の理解向上や试食机会の提供を通じて消费者の心理的障壁を解消することが、ジビエの利用を进める键であることを提言しています。
本研究成果は2025年10月30日に学術誌Food Quality and Preferenceに掲載されました。
図1. 研究の概要図
【用语解説】
注1. ジビエ利用
捕获された鸟獣の肉を食用として利用すること。
注2. ジビエ
フランス语で、狩猟によって食材として捕获された野生の鸟獣、またはその肉を指します。
注3. フード?ネオフォビア(Food Neophobia)
食物新奇性恐怖とも呼ばれ、新奇または驯染みのない食品に対して强い回避倾向を示す人格特性です。
【论文情报】
タイトル:Game Meat Acceptance in Japan: Behavioral Determinants and the Role of Food Neophobia
着者:胡欣怡、井元智子*
*責任著者:东北大学大学院农学研究科?環境経済学分野 准教授?井元智子
掲載誌:Food Quality and Preference
DOI:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院农学研究科环境経済学分野
准教授 井元智子
Email: t-imoto*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院农学研究科
総务係
TEL: 022-757-4006
Email: agr-syom*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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