2025年 | プレスリリース?研究成果
「従来薬では狙えないタンパク質」を標的とする新薬の評価法を確立 ~新技術で薬の働きを可視化し、効果を高める道を開く~
【本学研究者情报】
〇薬学研究科合成制御化学分野 教授 岩渕好治
【概要】
爱媛大学先端研究院プロテオサイエンスセンターの山田航大特别研究员、山中聡士特定助教、泽崎达也教授、徳岛大学の小迫英尊教授、东北大学の山越博幸助教、岩渕好治教授らの研究グループは、新しいタイプの薬「PROTAC(プロタック)」が细胞の中でどのように働くのかを调べる技术を开発しました。
私たちの体には、がんなどの病気に深く関わりながらも、従来の薬では标的にできない"创薬困难(Undruggable)"なタンパク质が数多く存在します。PROTACは、このようなタンパク质と、「分解の目印」を付ける酵素を近接させることで、标的が细胞内の分解装置へ送られる仕组みを作り出します。これにより、これまで薬では狙えなかったタンパク质も标的にできるようになり、世界中で研究が急速に进んでいます。しかし、PROTACの効き方は复雑で、どのように働いているかを调べることが难しいのが课题でした。
今回、研究チームは独自の「AirID」技术を用いて、PROTACが细胞内で作用したときに生じるタンパク质间相互作用を网罗的に可视化できる新しい评価法を开発しました。これにより、薬の効き方をより详しく理解でき、他の薬と组み合わせて効果を高める研究につながります。本研究成果は、2025年8月30日付でNature Portfolio発行の学术誌『Communications Biology』に掲载されました。
図1. 笔搁翱罢础颁が働く仕组み
笔搁翱罢础颁は细胞内で标的タンパク质と贰3リガーゼの両方に结合し、両者を近接させる。その结果、贰3リガーゼによって标的タンパク质に「分解の目印(鲍产:ユビキチン)」が付けられ、细胞内の分解装置へと送られる。これにより标的タンパク质が分解されることで、笔搁翱罢础颁は薬効を発挥する。
【论文情报】
タイトル: In-cell proximity target validation methods for heterobifunctional molecules with CRBN- or VHL-binder using AirID
(和訳) AirIDを用いたCRBNまたはVHL結合体を有するヘテロバイファンクショナル化合物に対する細胞内近接標的タンパク質探索法
著者: 山田航大、 山中聡士、 山越博幸、 髙山亜紀、 岩渕好治、 小迫英尊*、 澤崎達也*
*共責任著者: 小迫英尊、 澤崎達也
掲載誌: Communications Biology
DOI:
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学大学院薬学研究科 合成制御化学分野
教授 岩渕好治
TEL:022-795-6846
E-mail : yoshiharu.iwabuchi.d8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
東北大学大学院薬学研究科?薬学部 総務係
罢贰尝:022-795-6801
E-mail : ph-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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