2025年 | プレスリリース?研究成果
酪酸による細胞への影響は経時的に変化する 歯周病関連細菌の主要代謝産物"酪酸"による 細胞傷害性の解釈に新視点
【本学研究者情报】
〇大学院歯学研究科 特任教授 髙橋 信博
歯学研究科口腔生化学分野 准教授 鷲尾 純平
【発表のポイント】
- 歯周病関连细菌の主要代谢产物"酪酸"は、ホスト细胞を伤害し、歯周病の病态に影响を与えることはこれまでも示されてきました。
- ヒト歯肉线维芽细胞(贬骋贵)(注1)を酪酸共存下で培养すると、初期には従前の报告と同様に増殖が抑制されるものの、共存时间の长期化に伴い、増殖が再开しました。しかも、细胞形态、エネルギー代谢、酪酸代谢についても経时的に変化し、酪酸による细胞への影响は时间経过に伴って変化し、必ずしもその影响が単一ではないことを明らかにしました。
- 一方、创伤治癒に重要である细胞游走能(注2)は、共存时间の长期化と共に低下する倾向が见られ、酪酸と长期间共存した歯周组织が炎症を起こしたり外伤を受けたりすると、治癒しにくい可能性が示されました。
【概要】
歯周病関连细菌の主要代谢产物である"酪酸"は、歯周组织细胞の増殖抑制、アポトーシス诱导、炎症性サイトカイン产生促进などを通じて、歯周组织の破壊に寄与することがこれまで示唆されてきました。
东北大学大学院歯学研究科の高桥信博特任教授、鷲尾纯平准教授および大谷栄毅歯科医师らの研究グループは、歯周病患者の歯周ポケット内では歯周组织が継続的に酪酸にさらされている可能性に着目し、酪酸刺激による细胞への影响が、共存时间の経过に伴って変化するのかどうかを、贬骋贵を用いて评価しました。その结果、共存时间の长期化に伴い、细胞増殖、细胞形态、细胞代谢能、细胞游走能への影响に変化が観察され、酪酸による影响が経时的に変化することが示唆されました。本研究成果は、酪酸による歯周病态への真の影响を解明する际、共存时间を考虑することの重要性を示すものです。
本成果は、2025年4月24日付で学術誌Clinical and Experimental Dental Researchにオンライン公開されました。
図1. 細胞増殖と細胞形態に対する酪酸による影響の概要
【用语解説】
注1.歯肉线维芽细胞(贬骋贵):歯肉を构成する主要な细胞の一つで、歯肉の维持、修復、再生に重要な役割を担っている细胞です。
注2. 細胞遊走能:細胞が能動的に移動する能力のことを指します。この能力は、生体内のさまざまな重要なプロセスに関与しており、例えば 組織の再生、免疫応答、創傷治癒 などの過程で中心的な役割を果たします。細胞が適切に遊走することで、傷ついた組織の修復が促進され、免疫細胞が病原体のもとへ素早く移動し、防御反応を発揮することができるとされます。
【论文情报】
タイトル:Time-Dependent Changes in Effects of Butyrate on Human Gingival Fibroblasts
著者:Haruki Otani, Jumpei Washio*, Aoi Kunitomi, Satoko Sato, Yuki Abiko, Shiori Sasaki, Kazumasa Ohashi, Satoru Yamada, Nobuhiro Takahashi
*责任着者:东北大学大学院歯学研究科 准教授 鷲尾 纯平
掲載誌:Clinical and Experimental dental research
顿翱滨:丑迟迟辫蝉://诲辞颈.辞谤驳/10.1002/肠谤别2.70120
鲍搁尝:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院歯学研究科
特任教授 髙桥 信博
东北大学大学院歯学研究科口腔生化学分野
准教授 鷲尾 纯平
TEL: 022-717-8295
Email: OEB*dent.tohoku.ac.jp (口腔生化学分野)(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院歯学研究科広報室
TEL: 022-717-8260
Email: den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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