2025年 | プレスリリース?研究成果
高齢マウスで精子幹細胞の働きが変化 ―精子を作らない細胞が増え、動きながら精巣内に広がる―
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科
准教授 原 健士朗
【発表のポイント】
- 高齢マウスの体内で、精子のもととなる「精子干细胞」が、増殖?游走しながら生存する様子を捉えることに成功しました。
- 加齢により、一部の精子干细胞が精子を作らなくなり、その子孙细胞が精巣内で势力を拡大することが示唆されました。
- この现象により、精子を作る精子干细胞が本来利用すべき精巣内の空间が占有され、加齢に伴う精子数の减少につながる可能性があります。
- 本成果は、加齢による精子减少の仕组み解明に贡献するものであり、高齢男性の不妊治疗や、优良な种雄ウシの繁殖能力维持といった、医学?农学分野での応用が期待されます。
【概要】
近年、高齢出产の増加に伴い、男性では加齢による精子数の减少が课题となっています。精子のもととなる「精子干细胞」は、増殖?游走しながら精子を作る重要な细胞です。しかし、その働きが加齢とともにどのように変化するのかは不明でした。
东北大学大学院农学研究科の原健士朗准教授らの研究グループは、高齢マウスの精子干细胞が、増殖?游走しながら生存している一方で、一部が精子を作らなくなり、その子孙细胞が精巣内で势力を拡大することを见出しました。この现象により、精子を作る干细胞が利用すべき精巣内の空间が占领され、加齢时の精子数の减少につながる可能性が考えられます。
本研究成果は2025年2月22日に国際学術誌Aging Cellオンライン版に掲載されました。
図1. 精子幹細胞(GFRα1+細胞)にGFPの蛍光標識を入れた後、3-4か月の間に増殖と分化を繰り返して拡大したクローン領域の2例。左のタイプ1は精子まで分化する精子幹細胞クローン領域が拡大した様子、右のタイプ2は精子まで分化しない幹細胞クローン領域が拡大した様子を示します。それぞれの上段はクローン領域の全体像、下段はクローン領域の断面に核染色(Hoechst染色)を施した像を示します。精子細胞まで分化する精子幹細胞クローンでは精子細胞の存在領域(白い点線で囲った領域)までGFP陽性細胞(緑)が観察されたのに対し、精子まで分化しない精子幹細胞クローン領域では白い点線で囲った領域内にGFP陽性細胞が観察されませんでした。以上の結果より、加齢精巣には、精子を作る精子幹細胞の他に、精子を作らない精子幹細胞が存在し、そのクローンは勢力(存在領域)を拡大することが示されました。
【论文情报】
タイトル:Age-Dependent Clonal Expansion of Non-Sperm-Forming Spermatogonial Stem Cells in Mouse Testes
著者: Terumichi Kawahara, Shinnosuke Suzuki, Toshinori Nakagawa, Yuki Kamo, Miki Kanouchi, Miyako Fujita, Maki Hattori, Atsuko Suzuki, Kentaro Tanemura, Shosei Yoshida, *Kenshiro Hara
*責任著者:東北大学大学院 農学研究科 准教授 原 健士朗
掲載誌:Aging Cell
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问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院农学研究科
动物生殖科学分野
准教授 原 健士朗(はら けんしろう)
TEL: 022-757-4306
Email: kenshiro.hara.b6*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学农学研究科
総务係
TEL:022-757-4003
Email: agr-syom*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

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