2025年 | プレスリリース?研究成果
メタン生成アーキアに寄生するバクテリア 未知バクテリアの巨大系統群「CPR」に属する超微小バクテリアの培養に成功
【本学研究者情报】
〇大学院环境科学研究科 准教授 久保田健吾
【発表のポイント】
- メタン生成アーキアに寄生する超微小バクテリアの培养に世界で初めて成功
- 培养に成功した种のメタン生成アーキアへの特异な寄生プロセスを観察
- 培養に成功した種を「ミニシンコッカス アーカエイフィルス」、およびこの種が属する未知バクテリアの巨大系統群「CPR」を新门「ミニシンコッコータ」と命名
【概要】
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門 微生物生態工学研究グループ、黒田恭平 主任研究員、中島芽梨 技術研修員、成廣隆 研究グループ長らと、国立研究開発法人海洋研究開発機構のMasaru K. Nobu(延优)主任研究员は、北海道大学、东北大学と共同で、メタン生成アーキアに寄生する超微小バクテリアの培养に成功し、新属新种として记载しました。
共同研究グループは、廃水処理システムの研究において中心的な役割を担う微生物(メタン生成アーキア)に寄生してその生理活性を低下させるバクテリアを、世界に先駆けて発见しており、今回その培养に成功しました。本研究は、约40亿年前に进化的に分かれ、细胞膜脂质や遗伝子情报などが生物学的に大きく异なっているアーキアに寄生するバクテリアを培养した世界初の例です。「ミニシンコッカス アーカエイフィルス(Minisyncoccus archaeiphilus)」と命名したこのバクテリアは、寄生できる宿主の范囲が非常に狭く、宿主アーキア特有の部位にのみ感染することが観察されました。
さらに、「ミニシンコッカス アーカエイフィルス」が属する未知バクテリア巨大系統群である「Candidate phyla radiation (CPR)」を新门「ミニシンコッコータ(Minisyncoccota)」と命名しました。本研究において系统学的に整理し、分离株を公的菌株保存机関へ寄託することにより、CPRに関する研究が进み、これまで谜に包まれていたCPRに属するバクテリア(以下、CPRバクテリア)の生理や生态学的役割の理解が进むことが期待されます。
なお、この成果の详细は、2025年2月10日(グリニッジ标準时)に科学雑誌「International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology」に掲载されます。
世界で初めて纯粋二者培养に成功したアーキアに寄生する超微小颁笔搁バクテリア笔惭齿.108罢株と新たな学名
※原论文の図を引用?改変したものを使用しています。
【用语解説】
Candidate phyla radiation (CPR)
2013年に3つのバクテリア候补门を含む上门(门のさらに上の概念)として"パテシバクテリア上门"が提案された。その后、2015年に35以上のバクテリアの候补门を含み、全バクテリアの15%以上を占める巨大系统群「颁笔搁」が提唱された。近年のゲノム情报に基づいた分子系统解析により、颁笔搁が単一の门を构成するグループであると认识されてきており、その暂定的な学名としてパテシバクテリア候补门(Candidatus 笔补迟别蝉肠颈产补肠迟别谤颈补)が名付けられていた。
【论文情报】
掲載誌:International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology
論文タイトル:Minisyncoccus archaeiphilus gen. nov., sp. nov., a mesophilic, obligate parasitic bacterium and proposal of Minisyncoccaceae fam. nov., Minisyncoccales ord. nov., Minisyncoccia class. nov. and Minisyncoccota phyl. nov. formerly referred to as Candidatus Patescibacteria or candidate phyla radiation
著者:Meri Nakajima, Ryosuke Nakai, Yuga Hirakata, Kengo Kubota, Hisashi Satoh, *Masaru K. Nobu, *Takashi Narihiro, *Kyohei Kuroda【*は共同責任著者】
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院环境科学研究科
准教授 久保田 健吾
TEL: 022-795-5011
Email: kengo.kubota.a7*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院环境科学研究科
情报広报室
TEL: 022-752-2241
Email: kankyo.koho*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください

![]()
![]()
东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています