2024年 | プレスリリース?研究成果
血液中の代謝物組成と認知機能低下との関連 ~アミノ酸の保有は認知機能高値、 ケトン体は認知機能低値と関連~
【本学研究者情报】
〇学際科学フロンティア研究所 助教 木内桜 〇东北メディカル?メガバンク机构 教授 寳泽篤
【発表のポイント】
- 东北メディカル?メガバンク计画(注1)のコホート参加者、约3,000人における血液中の代谢物(注2)パターンと认知机能との関连を検讨しました。
- その结果、ロイシン、イソロイシンなどの必须アミノ酸(注2)を含むパターンや、グルタミン、セリンなどの非必须アミノ酸(注2)を含むパターンを相対的に多く有しているグループでは、认知机能が低下している者の割合が低く、アセトンなどのケトン体(注3)を含むパターンを相対的に多く有しているグループは认知机能が低下している者の割合が高くなっていました。
- 代谢物と认知机能の関连(相関関係)が示されたことから、将来的には血液検査による认知机能低下の早期発见や予防に有用となると期待されます。
【概要】
欧米等で行われた先行研究から、代谢物の组成と认知机能との関连が示唆されており、血液中の代谢物は认知机能低下の予测因子となりうることが报告されています。しかし、アジアにおいて数千人规模を対象とした研究はありませんでした。
东北大学东北メディカル?メガバンク机构(罢辞惭惭辞)では、数万人の血浆中のメタボローム解析(注4)を実施しています。罢辞惭惭辞の小柴生造教授、寳泽篤教授、东北大学?学际科学フロンティア研究所木内桜助教らを中心とする研究グループは、この解析结果のうち60歳以上の高齢者を対象に、代谢物の主成分解析(注5)の结果と认知机能との関连を调べました。その结果、ロイシン、イソロイシンなどの必须アミノ酸を含むパターン、もしくはグルタミン、セリンなどの非必须アミノ酸を含むパターンを相対的に多く有しているグループでは、认知机能が低下している者の割合が低く、一方アセトンなどのケトン体を含むパターンを相対的に多く有しているグループでは认知机能が低下している者の割合が高いことが明らかとなりました。
本研究の结果は、横断研究(注6)のため相関関係のみで因果関係は不明ですが、バランスのとれた食事によって必须アミノ酸レベルを维持することの重要性や、代谢物のモニタリングが认知机能低下予防に有用である可能性を示しています。
本研究成果は2024年7月6日に、日本疫学会誌Journal of Epidemiologyにてオンライン公開されました。
図1. 血漿中の代謝物パターンと認知機能低下との関連
【用语解説】
注1.东北メディカル?メガバンク计画:日本最大规模の一般住民ゲノム?コホート调査を実施しており、次世代医疗の実现に贡献するため、个人のゲノム情报に纽づく多様なデータから复合バイオバンクを构筑し、长期追跡している。
注2.必须アミノ酸?非必须アミノ酸:エネルギー产生栄养素の一つであるたんぱく质を构成する有机化合物。必须アミノ酸は生体内では合成できないため、たんぱく质として、食事から摂る必要がある。
注3.ケトン体:脂肪の合成や分解の过程で产生される、中间代谢产物のこと。
注4.メタボローム解析:生体内に含まれる代谢物(メタボライト)を网罗的に解析する方法。
注5.主成分解析:データの特徴をまとめる解析手法の一つ。多くの変数(ここでは代谢物)をより少ない合成変数に要约できる。
注6.横断研究:ある特定の集団に対して、ある一时点におけるデータを収集し、分析や検讨をする研究デザイン。疾病とその要因の时间的な前后関係が不明なため、因果関係の推测が困难であり、相関関係を示すにとどまる。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学学际科学フロンティア研究所
歯学研究科国际歯科保健学分野
助教 木内 桜(きうち さくら)
贰尘补颈濒:蝉补办耻谤补.办颈耻肠丑颈.别2*迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学东北メディカル?メガバンク机构
広報戦略室長 長神 風二(ながみ ふうじ)
电话番号:022-717-7908
Email:tommo-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

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