2024年 | プレスリリース?研究成果
解析が難しい微小結晶試料の構造を高精度で解明 -新規の薬剤候補物質や有機半導体材料の分子構造解明に貢献-
【本学研究者情报】
〇多元物质科学研究所 教授 米仓功治
【概要】
理化学研究所(理研)放射光科学研究センター生体机构研究グループの高场圭章基础科学特别研究员(研究当时)、厂础颁尝础ビームライン基盘グループイメージング开発チームの眞木さおり研究员、生体机构研究グループの米仓功治グループディレクター(东北大学多元物质科学研究所教授)、厂础颁尝础ビームライン基盘グループビームライン开発チームの井上伊知郎研究员、厂础颁尝础ビームライン基盘グループの矢桥牧名グループディレクター、高辉度光科学研究センター齿贵贰尝利用研究推进室の登野健介チームリーダー、东京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻の森本淳平讲师、山东信介教授らの共同研究グループは、齿线自由电子レーザー(齿贵贰尝)[1]を、构造解析が难しい微小结晶试料に応用する技术を开発し、薬剤候补物质や有机半导体材料などの分子构造决定に成功しました。
本研究成果は、有机化合物の立体构造、化学的性质、机能のより详しい理解を进め、创薬や材料开発に役立つと期待できます。
有机合成化学、薬学、材料科学などの分野では大きな结晶が得られない化合物が多く、小さな结晶の构造解析技术が重要です。电子线は齿线に比べて试料に数万倍も强く散乱されるため、微小结晶の构造解析に利用されています。しかし、电子回折[2]には厚い结晶への适用の制限や、得られるデータの品质が劣るという欠点があります。
今回、齿贵贰尝施设「厂础颁尝础」[3]を用いて、大きな结晶を作りにくく、かつ结晶の方位に偏りがあるなどの性质から、解析が困难だった化合物の构造を决定しました。ここでは齿贵贰尝のデータ処理に、电子线から得た分子の并びについての情报を与えることで高い効率の解析が実现できました。开発した手法により、広范な分野の难解なターゲットに対しても优れた品质の构造情报が得られます。
本研究は、科学雑誌『Journal of the American Chemical Society』オンライン版(2月28日付:日本时间2月28日)に掲载されました。
XFELと電子線3次元結晶構造解析法(3D ED)の結晶構造解析の比較
【用语解説】
[1] X線自由電子レーザー(XFEL)
近年の加速器技術の発展によって実現したX線領域のパルスレーザー。従来の半導体や気体を発振媒体とするレーザーとは異なり、真空中を高速で移動する電子ビームを媒体とするため、原理的な波長の制限はない。「SPring-8(スプリングエイト)」などの従来の放射光源と比較して、10億倍もの高輝度のX線がフェムト秒(1,000兆分の1秒)の時間幅を持つパルス光として出射される。この高い輝度を生かして、ナノメートルサイズの小さな結晶を用いたタンパク質の原子レベルでの分解能の構造解析や、X線領域の非線形光学現象の解明などの用途に用いられている。XFELはX-ray Free Electron Laserの略。
[2] 電子回折
电子线が结晶性の试料に散乱され干渉して、分子の并びを反映した规则的な点の并びなどの特徴的なパターンが観测される现象のこと。
[3] XFEL施設「SACLA」
理研と高輝度光科学研究センターが共同で建設した、日本で初めてのXFEL施設。科学技術基本計画における五つの国家基幹技術の一つとして位置付けられ、2006年度から5年間の計画で建設?整備を進めた。2011年3月に施設が完成し、SPring-8 Angstrom Compact free electron LAserの頭文字を取ってSACLA(サクラ)と命名された。2011年6月に最初のX線レーザーを発振、2012年3月から共用運転が開始され、利用実験が始まった。大きさが諸外国の同様の施設と比べて数分の1と、コンパクトであるにもかかわらず、0.1ナノメートル以下という世界最短波長クラスのレーザーの生成能力を持つ。
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学 多元物質科学研究所
教授 米仓 功治(よねくら こうじ)
電話: 022-217-5380
贰尘补颈濒:办辞箩颈.测辞苍别办耻谤补.补5*迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
東北大学 多元物質科学研究所 広報情報室
電話: 022-217-5198
贰尘补颈濒:辫谤别蝉蝉.迟补驳别苍*驳谤辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)

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