2022年 | プレスリリース?研究成果
金属アレルギーを引き起こさない歯科矯正用ワイヤーを開発 ?TiNコーティングで歯磨きしても金属溶出を防止?
【本学研究者情报】
〇大学院歯学研究科 准教授 北浦英树
【発表のポイント】
- イオンプレーティング法*1でセラミックスの窒化チタン(罢颈狈)を矫正用ステンレススチールワイヤーにコーティングすることで、金属イオンの溶出を抑制できることを见いだした。
- 罢颈狈コーティングは金属との密着强度、耐摩耗性に优れており、歯ブラシで20000回磨いても剥がれないことを明らかにした。
- 罢颈狈でコーティングを行うことでステンレススチール製の矫正用ワイヤーを金属アレルギー患者でも适応できる可能性が示唆される。
【概要】
不正咬合を治すために用いる金属製の矫正装置から口腔内への金属イオンの溶出は、金属アレルギーを有する患者にとって大きな问题となります。特に鉄合金であるステンレススチール製矫正用ワイヤーからのイオンの溶出が问题になっており、金属アレルギーを有する患者の治疗に制约を生じます。
东北大学病院矫正歯科の伊藤新助教、东北大学大学院歯学研究科顎口腔矫正学分野の北浦英树准教授および沟口到教授の研究グループは、生体亲和性に非常に优れたセラミックスの窒化チタン(罢颈狈)をイオンプレーティング法で矫正用ワイヤーにコーティングした结果、矫正用ワイヤーからの金属溶出を抑制できることを発见しました。さらに、罢颈狈はコーティングが剥离する主な原因として考えられる歯ブラシで、20000回磨いても剥がれないことを実験で明らかにしました。本研究成果により、金属アレルギーを有する矫正歯科患者に対してもイオンプレーティング法による罢颈狈コーティングを行ったステンレススチール製ワイヤーを适用できる可能性が期待できます。
この研究成果は、2022年9月22日にオープンアクセスジャーナルのApplied Sciencesに掲載されました。
【用语解説】
*1 イオンプレーティング法 金属のコーティング方法の一つ。電子ビームでTi等を蒸発させプラズマを通すことで正に帯電させ、一方で負に帯電処理を行った金属に電気的引力でコーティング膜を形成する方法である。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院歯学研究科
顎口腔矫正学分野
准教授 北浦英树
電話: 022-717-8374
E-mail: hideki.kitaura.b4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院歯学研究科広報室
電話: 022-717-8260
E-mail: den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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