2021年 | プレスリリース?研究成果
オフィスワーカーの腰痛悪化予報がスマートチェアで可能に 日常生活のさりげないセンシングにより日々の体調予報に道!
【本学研究者情报】
〇大学院医工学研究科健康维持増进医工学分野 教授 永富良一
【発表のポイント】
- 日本人の10人に1人が腰痛に悩まされており、たとえ良い姿势を保っていても长时间座っていると腰痛が悪化する场合がある。
- 荷重センサーを装着したオフィスチェア(スマートチェア)により、オフィスで働いている人の日々の腰痛悪化を高い精度で予测することが可能となった。
- 人工知能解析技术(础滨)注1を用いた信号処理と深层学习注2により、座っているときの细かい体の动きの共通パターンを発见し、パターン消失日は高い确率で腰痛悪化が起こることを见出した。
【概要】
日本人の10人に1人が腰痛に悩まされています。たとえ正しい姿势を保っていても长时间座っていると腰痛が悪化することがあります。腰痛の発生を予测できれば、回避するためのストレッチングやエクササイズなどの行动をとることが可能です。东北大学大学院医工学研究科の健康维持増进医工学分野 永富良一教授らのグループは、オフィスで働いている22名に荷重センサーを装着したオフィスチェア(スマートチェア)を実际に3ヶ月间使用してもらい、座っているときの荷重変化の信号を础滨解析することにより、姿势の固定化を防いでいる可能性がある细かい动きの共通パターンを発见し、そのパターンがみられないと、腰痛悪化が高确率で起こることを见出しました。本研究は、规则性に乏しい时系列生体信号から础滨を用いて生理学的に意味のある事象(腰痛)の予测が可能であることを示した重要な报告です。ウェラブル机器など日常的にさりげなくセンシングできる生体信号の利用価値が飞跃的に高まることが期待されます。
本研究成果は、2021年9月14日にFrontiers in Physiology誌(電子版)に掲載されました。
図2.スマートチェアによる腰痛予报
従来の方法(左)と比较した本研究成果(右)。
【用语解説】
注1. 人工知能解析技术(础滨):人間の知識をベースに、ある問題を解決する方法をコンピュータ上で再現する技術。
注2. 深層学習(デープラーニング):4層以上の人工ニューラルネットワーク(神経細胞の機能をコンピュータ上でモデル化したもの)を用いた機械学習手法。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医工学研究科健康维持増进医工学分野
教授 永富 良一
电话番号:022-717-8586
贰メール:苍补驳补迟辞尘颈*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(取材に関すること)
东北大学大学院医工学研究科
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