2019年 | プレスリリース?研究成果
炎症性大腸がんに対する新規治療薬の開発 ‐治療薬候補MA-35は炎症性大腸がんの発生を抑制する‐
【発表のポイント】
- 慢性的な炎症性肠疾患注1は大肠がんを诱発し、大肠がんは本邦において主な死亡原因の一つとなっている。
- 今回の报告で、研究グループが以前に报告した薬剤惭础-35が、炎症性大肠がんマウスにおいて大肠がんの発生を抑えることを明らかにした。
- 惭础-35は炎症性肠疾患における炎症性大肠がんに対する新规治疗薬となり得る。
【概要】
东北大学大学院医学系研究科および大学院医工学研究科病态液性制御学分野の阿部 高明(あべ たかあき)教授、大学院消化器外科学分野の大沼 忍(おおぬましのぶ)講師、海野 倫明(うんの みちあき)教授らの研究グループは、炎症性大腸がんの発生を抑える新規のメカニズムを解明しました。これまで阿部教授と岡山理科大学の林謙一郎(はやし けんいちろう)教授らのグループは、共同開発した新規薬剤Mitochonic acid 35(MA-35)が肝臓の炎症や腎臓の線維化(固くなること)を抑えることを2017年に報告していました(先行文献参照)。今回の報告では、薬剤MA-35が炎症性大腸がんマウスにおいて大腸がんの発生を抑えることを明らかにしました。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は、慢性炎症が長期化すると大腸がんを誘発し、この腸炎関連大腸癌は本邦における主な死亡原因の一つとなっています。本研究によって、薬剤MA-35はがんの原因となる大腸の炎症と線維化を抑えることで大腸がんの発症を抑えることが示されました。よって、薬剤MA-35は炎症性腸疾患が原因となる炎症性発がんに対する新規治療薬になり得ると考えられます。今回の研究成果は、オープンアクセス誌Scientific Reportsに2019年9月4日に掲載されました。
本研究の一部は日本医疗研究开発机构(础惭贰顿)によって支援されました。
【用语説明】
注1.炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD):消化管に炎症、潰瘍を生じ、出血、下痢、体重減少、発熱などの症状をおこす疾患の総称で、一般には、潰瘍性大腸炎とクローン病の2つが知られている。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科
病态液性制御学分野
教授 阿部 高明(あべ たかあき)
电话番号:022-717-7163
贰メール:迟补办补补产别*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(取材に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部 広報室
电话番号:022-717-7891
贵础齿番号:022-717-8187
贰メール:辫谤-辞蹿蹿颈肠别*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)