2019年 | プレスリリース?研究成果
層状ビスマスカルコゲナイドの超伝導状態において特異な異方性を発見 ~ネマティック超伝導との関連に期待~
首都大学东京、理学研究科物理学専攻の星和久大学院生、水口佳一准教授、东北大学金属材料研究所磁気物理学研究部门の木俣基准教授らの研究グループは、ビスマスカルコゲナイド系(叠颈颁丑2系)层状超伝导体の単结晶を用い、强磁场中での超伝导特性评価を行った结果、结晶构造の回転対称性を破った特异な异方性を示すことを発见しました。
BiCh2系层状超伝导体は2012年に水口佳一准教授らが発见した新しい层状超伝导体であり、非従来型の机构による超伝导発现が予想されています。今回研究に用いた尝补翱0.5F0.5叠颈厂厂别単结晶は正方晶构造であり4回回転対称性を有しますが、超伝导状态での磁気抵抗率测定からは结晶の回転対称性を破った2回回転対称性が観测されました。超伝导状态での结晶回転対称性の破れは、鉄系超伝导体やトポロジカル超伝导体などで提案されているネマティック超伝导状态の特徴と共通するものであり、叠颈颁丑2系超伝导体とネマティック超伝导状态が関连している可能性があります。今后、今回観测した现象を详细に解明することで、新しい机构による超伝导体の设计指针が见出されると期待されます。
【研究成果のポイント】
- BiCh2系超伝导体において强磁场中抵抗率の面内异方性を测定
- BiCh2系超伝导において结晶回転対称性を破った异方性を観测
- 最近注目を集めるネマティック超伝导との関连
図1. BiCh2超伝导体の结晶构造と超伝导状态の异方性
(a) 正方晶構造での結晶構造(BiCh伝導面)の4回回転対称性。
(b) 強磁場中電気抵抗率測定の結果から得られた超伝導状態の異方性(上部臨界磁場の強弱を示している)。
问い合わせ先
○研究に関すること
東北大学金属材料研究所 磁気物理学研究部門 准教授
木俣 基
Tel: 022-215-2018
E-mail: motoi.kimata*imr.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
○报道に関すること
東北大学金属材料研究所 情報企画室広報班
冨松 美沙
Tel:022-215-2144
E-mail: pro-adm*imr.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)