2018年 | プレスリリース?研究成果
石垣島でモデル线虫C. elegansの姉妹種発見 新たなモデル生物として動物の進化や多様性を生み出すしくみの解明
【発表のポイント】
- 线虫Caenorhabditis elegans(C. エレガンス)は優れたモデル生物として用いられてきましたが、その姉妹種が見つかっていなかったため、進化生物学的な解析が遅れていました。
- 今回、C. エレガンスの姉妹種を沖縄県石垣島のイチジクの一種から発見し、Caenorhabditis inopinata(C. イノピナータ)と命名しました。
- さらに、C. イノピナータの全ゲノム解読を行い、遺伝子操作技術を確立しました。
- C. エレガンスとC. イノピナータの比較解析により、動物の進化や多様性を生み出すしくみの理解が深まることが期待されます。
【概要】
东北大学大学院生命科学研究科 杉本亜砂子 教授、国立研究開発法人森林研究?整備機構森林総合研究所 神崎菜摘 主任研究員、宮崎大学医学部の菊地泰生 准教授のグループは米?英?台湾の研究機関と共同で、モデル生物Caenorhabditis elegans(セノラブディティス?エレガンス:C. エレガンス)(注1)の姉妹種Caenorhabditis inopinata(セノラブディティス?イノピナータ:C. イノピナータ)を沖縄県石垣島のイチジクの一種から発見し、全ゲノムの解読を行いました。C. elegansは优れたモデル生物として様々な生物学的研究に活用されてきましたが、姉妹种が存在していなかったため、进化生物学的な解析が进んでいませんでした。今回、発见されたC. inopinataは、C. elegansと最も近縁でありながら形态や行动?生态に大きな违いがあります。研究グループによって整备された高精度なゲノム情报と遗伝子操作技术により、C. inopinataが新たなモデル生物として広く利用されることで、动物の进化や多様性を生み出すしくみの理解が深まることが期待されます。
この成果は平成30年8月10日の18時(日本時間)にNature Communications誌(電子版)に掲載されます。本研究は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われました。
図 C. inopinata(上)とC. elegans(下)。C. inopinataの方が体长が约2倍长い。
【用语解説】
注1 Caenorhabditis elegans
モデル生物として50年以上用いられている线虫の一種。細胞数が約1000個と少なくその分裂パターンが完全に解明されていること、細胞が透明で体内の観察がしやすいこと、全ゲノム配列が最初に決定された動物であること、遺伝子操作技術が充実していること、などの実験材料として優れた性質を持つことから、個体発生?神経科学?寿命等の多様な生物学分野で活用されている。
问い合わせ先
<研究に関すること>
东北大学大学院生命科学研究科
教授 杉本 亜砂子(すぎもと あさこ)
电话番号:022-217-6194
贰メール:补蝉耻驳颈尘辞迟辞*尘.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
<报道に関すること>
东北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
电话番号:022-217-6193
贰メール:濒颈蹿蝉肠颈-辫谤*驳谤辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)