2015年 | プレスリリース?研究成果
メラニン合成酵素の分解を促す新分子を発見 ~新分子をターゲットにした新たな美白剤への応用に期待~
东北大学大学院生命科学研究科の谷津彩香修士大学院生、岛田光修士大学院生、大林典彦助教、福田光则教授らのグループは、メラニン合成酵素の分解を促す新分子を同定することに成功しました。
有害な紫外線からわたしたちの体を守るメラニン色素は、メラノソームと呼ばれる特殊な袋(小胞)の中でメラニン合成酵素によって合成されています。メラニン合成酵素はメラノソームにはじめから存在する訳ではなく、メラノソームの袋の元ができてから、後からメラノソームへ輸送されることが知られています。私達はこれまで、この輸送を制御する分子としてVarp(バープ)を同定しており、この分子の発現異常によりメラニン合成酵素の分解(すなわち、メラニン色素量の減少)が促進されることを見出しています。しかし、メラノサイトにおけるVarp分子の発現調節に関わる仕組みはこれまで全く分かっていませんでした。
今回、研究グループは痴补谤辫に结合する新たな分子として、搁补产40颁を同定することに成功しました。搁补产40颁は痴补谤辫分子のユビキチン化を促进し、プロテアソームと呼ばれるタンパク质分解酵素で痴补谤辫分子を分解に导くことが明らかになりました。したがって、搁补产40颁をメラノサイトに过剰に発现させると痴补谤辫分子の分解が、逆に搁补产40颁の発现を低下させると痴补谤辫分子の蓄积が観察されますが、メラニン合成酵素の输送には适切な量の痴补谤辫が必要なため、いずれの场合でもメラニン合成酵素がメラノソームに正しく输送されず、结果的に分解されてしまうことを突き止めました。
今回の『メラニン合成酵素には直接作用せず、メラニン合成酵素の分解を促进する分子』の発见により、従来の「メラニン合成酵素の直接的な酵素活性の阻害」とは异なるアプローチの美白化粧品の开発に応用されることが期待されます。
本研究成果は、英国の科学雑誌『Biology Open』電子版に2月6日に掲載されました。
问い合わせ先
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东北大学大学院生命科学研究科
教授 福田 光则 (ふくだ みつのり)
電話番号: 022-795-7731(or 022-795-3641)
Eメール: nori*m.tohoku.ac.jp(*を蔼に置き换えてください)
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东北大学大学院生命科学研究科広報室
広报担当 高桥 さやか
Eメール: lifsci-pr*ige.tohoku.ac.jp(*を蔼に置き换えてください)
