2014年 | プレスリリース?研究成果
鉄に溶けた水素はどこにいる? -鉄中の水素を中性子で観測することに成功-
东北大学金属材料研究所青木胜敏上级研究员?折茂慎一教授の研究グループは同大学原子分子材料科学高等研究机构、日本原子力研究开発机构、闯-笔础搁颁センター、中央大学、爱媛大学との共同研究により、高温高圧力下において鉄中に高浓度に溶けた水素の位置や量を観测することに世界で初めて成功しました。
水素は鉄などの金属中へある温度、圧力条件で溶け込みます。溶けた水素は例えば材料强度を弱めるといった机械的な特性変化(水素脆性)を引き起こしますが、その现象の理解には、水素がどこにどのくらい存在するのか、という情报が重要になります。鉄中に水素は数万気圧という高圧力下でしか高浓度に溶け込むことができません。材料中の水素を観测する方法は限られ、また高温高圧力下での测定は技术的に困难でしたので、これまで実験的に観测できませんでした。今回、水素を観测することができる闯-笔础搁颁の大强度中性子线を利用して、高温高圧力下の鉄中に高浓度に溶けた水素の位置や量を、実験的に决定することに成功しました。
これまで、面心立方构造の鉄中においては、鉄原子が作る八面体サイト(隙间)の内部のみに水素が存在すると考えられていましたが、高温高圧力下における中性子回折実験により八面体サイトに加えて鉄原子の作る四面体サイトの内部にも水素が存在することを世界で初めて明らかにしました。
本研究の成果によって、鉄中に溶けた水素に関係する特性の変化に対する理解がより一层进むと期待されます。また各种鉄钢材料の高品质化?高强度化に向けた研究开発や、地球内部のコア(核)に存在する鉄の研究などの进展にも役立つと期待されています。
问い合わせ先
(研究内容について)
东北大学金属材料研究所
上级研究员 青木 胜敏
罢贰尝:022-215-2094
贵础齿:022-215-2091
(报道について)
东北大学金属材料研究所
総务课総务係
罢贰尝:022-215-2181
贵础齿:022-215-2184
